青葉を吹き渡る心地よい風が吹く五月、新型コロナウィルス感染症の影響により昨年、一昨年と中止になっていた バックギャモンフェスティバル が3年ぶりに開催されました。そして、休止していたバックギャモン検定も3年ぶりに帰ってきました。久しぶりの開催とあって受検者が集まってくれるか少し心配でしたが、会場はご覧のように満員御礼。ファンの方々が忘れずに待ってくれていたことに嬉しくて涙が出そうでした。
今回も前回同様、望月正行プロ、景山充人プロ、横田一稀プロ、上田英明プロという最強の布陣で問題制作にあたりました。また今回は会場の混雑緩和を考慮して、オンライン受検ができるようにシステムを整えました。今後は会場と同時刻開催で、全国からバックギャモン検定が受検できるようになります。これまで受検してみたいけど東京には行けなかったという方にとっては嬉しいニュースですよね。
一方でバッドニュースとして、混雑防止の為にオンライン検定を同時開催して会場の定員を例年より減らしたのですが、受付早々に会場が満員となり、受付の不手際も重なって、受検できなかった方が多数出てしまいました。誠に申し訳ございませんでした。暫定対応として急遽、当日午後に会場受検、二日後のバックギャモンフェスティバル最終日にオンライン受検をもう一度ずつ実施することとなりました。次回以降、大部屋での開催を交渉する、スタッフにより受付の案内をする、事前にオンライン受付をするなど改善を図ってまいります。
今回の結果は、受検者数 30人、平均点は 22.1、エラー合計の平均は 3,341、不正解となった問題1問あたりのエラーの平均は 119.8 となりました。トップスコアを獲得したのは中須賀謙吾さん、次点は木原直哉さんでした。第10回バックギャモン検定ファーストラウンドの結果は以下の通りです。
Rank | Total score | Total errors | Name |
1 | 37 | 1418 | Kengo Nakasuka |
2 | 31 | 1699 | Naoya Kihara |
3 | 28 | 2182 | (Anonymous) |
3 | 28 | 2875 | T. I. |
5 | 27 | 2110 | Ryo Matsuura |
5 | 27 | 2411 | Takato Tsushima |
5 | 27 | 2909 | Kensaku Okatani |
5 | 27 | 3082 | Kazuhiro Saito |
9 | 26 | 2620 | Hiromichi Sugimoto |
9 | 26 | 3283 | Y. N. |
11 | 25 | 2554 | Naoki Chiba |
12 | 24 | 2792 | Ryunosuke Shibano |
12 | 24 | 3524 | Hirotaka Katou |
12 | 24 | 3903 | (Anonymous) |
15 | 23 | 2948 | Hiroyuki Kawakami |
16 | 22 | 3829 | (Anonymous) |
17 | 21 | 3099 | (Anonymous) |
17 | 21 | 3212 | Yuuji Ogura |
17 | 21 | 3326 | Hideki Takeda |
20 | 19 | 3994 | H. K. |
21 | 18 | 3366 | A. Y. |
21 | 18 | 3371 | Shigetomo Nagata |
21 | 18 | 3908 | R. U. |
24 | 17 | 4764 | T. I. |
25 | 16 | 4213 | Ryutaro Ozawa |
25 | 16 | 4223 | Masahiko Nakajima |
27 | 14 | 5087 | (Anonymous) |
28 | 13 | 4015 | A. H. |
28 | 13 | 4962 | T. S. |
30 | 12 | 4550 | N. K. |
Total 30 | Ave. 22.1 | Ave. 3341 |
毎回恒例のコメントになりますが、バックギャモン検定はスコアの良し悪しだけがキモなのではなく、問題集として世界最高のクオリティであることのほか、「出題の妙」と「世界トッププロの解説」がバックギャモン検定の「売り」と言っても過言ではありません。スコアに一喜一憂することなく、ご自身の現状を見つめ直し、強化するチャンスと捉えていただければありがたいです。
バックギャモン検定はおかげさまで記念すべき10回目のシーズンを迎えました。これまでの累計受検者数は1,215名となっています。これもひとえにバックギャモン検定を支持してくださる皆さまのおかげです。受検していただいた皆さまには、この場を借りて御礼申し上げます。
今年も最高のスタートを切ることができました。ありがとうございました。今年も世界中でバックギャモン検定の開催を予定しています。最新情報は随時、本ブログや SNS などでお知らせしていきます。次回のラウンド2は、Swedish Open 2022 での開催を予定しています。