「平成」が終わり、いよいよ「令和」の時代が幕を開けました。新時代と10連休の到来で日本国民の盛り上がりが冷めやらぬ中、5月3日〜5日に行われた「バックギャモンフェスティバル 2019」では新しいイベントや初参加のプレイヤーが増えるなど、こちらも大きな盛り上がりを見せました。その初日の初っ端のイベント(5月3日 11:30〜12:30)として、「バックギャモン検定」の9年目のシーズンが幕を開けました。
昨シーズンは横田元名人が問題制作チームに加わり、望月プロ・景山プロとの3人体制となっていましたが、今シーズンはこのメンバーに上田現盤聖を加えた最強の布陣で問題制作にあたりました。今回も中上級者向けの「バックギャモン検定」のほかに、初中級者向けの「バックギャモン初中級検定」との同時開催となりました。中上級検定の受検者は17名、初中級検定の受検者は2名と、おかげさまで専用ルームはほぼ満席となりました。
第9回バックギャモン検定のファーストラウンドの結果は以下の通りです。
Rank | Total score | Total errors | Name |
1 | 39 | 1432 | Yoshiyuki Nakamura |
2 | 36 | 1873 | Kanade Kubota |
3 | 34 | 1832 | Masaaki Isobe |
4 | 33 | 2360 | Keita Morina |
5 | 26 | 2941 | Hiromichi Sugimoto |
6 | 25 | 3271 | Tomoya Ushida |
6 | 25 | 3605 | Y. H. |
8 | 23 | 3080 | Yoshio Ueda |
8 | 23 | 4220 | T. S. |
10 | 22 | 3119 | Hiroyuki Kawakami |
11 | 21 | 3698 | Kensaku Okatani |
12 | 20 | 3859 | Ryutaro Ozawa |
12 | 20 | 5000 | Naoki Chiba |
14 | 18 | 5789 | Shinichi Onozaki |
15 | 17 | 4433 | Takanori Ooshimizu |
16 | 14 | 5048 | (Anonymous) |
16 | 14 | 6340 | Tetsuya Shirogane |
Total 17 | Ave. 24.1 | Ave. 3641 |
17名の平均 24.1点は、バックギャモンフェスティバルにおける前回の平均点(26.2)から2点ほど下がっていますが、前々回の平均点(23.6)とほぼ同等となっており、今年の問題が難化したかどうかについては現時点では判断することができません。
現時点の暫定トップは中村慶行さんで、正解数は39問(50問中)となっています。中村さんは前回は全体で3位タイ、日本人では1位となる成績を収めた実力者で、Giants of Backgammon にもランクインするなど世界的にも有名なプレイヤーです。
毎年恒例のコメントになりますが、バックギャモン検定はスコアの良し悪しだけがキモなのではありません。問題集として世界最高のクオリティであることのほか、「出題の妙」と「世界トッププロの解説」がバックギャモン検定の「売り」と言っても過言ではありません。今回参加されなかった方も、チャンスがあれば是非受検してみてください。
バックギャモン検定は今年で9年目のシーズンを迎えました。第8回までの累計受検者数は1,000名を超え、1,085名となっています。これもひとえにバックギャモン検定を支持してくださる皆さまのおかげです。受検していただいた皆さまには、この場を借りて御礼申し上げます。
おかげさまで今年も最高のスタートを切ることができました。ありがとうございました。次回のラウンド2は、シカゴオープン での開催を予定しています。