バックギャモン検定とは

概要

「バックギャモン検定」は、バックギャモンの実力を客観的に評価するための試験です。

バックギャモンの勝負は「運」だけで決まるものではありません。
バックギャモンは、対戦相手との駆け引きや勢いなどの「勝負勘」が必要となる場面もありますが、確率などに代表される「数学的知識」やリスク分析などの「戦略的思考」というものが大きく勝負を左右する、極めて論理的なゲームなのです。
コンピュータソフトによるバックギャモンの解析が浸透してきた近年においては、数学的思考および論理的思考を鍛えることの重要性がますます注目されています。

「バックギャモン検定」では、運や勝負勘に左右されない論理的な実力、即ち「バックギャモンに関する知識や理解度」を測ることを目的としています。
バックギャモンにおける一般的な知識をはじめ、確率・計算などの数学的な知識を必要とする問題、セオリー・戦略に関する問題など幅広い分野から問題が出題されます。

本検定は、教育のプロフェッショナル集団であるバックギャモン教育協会(Association of Backgammon Education)が主催し、日本バックギャモン協会(Japanese Backgammon League)により公認試験として認定されています。
なお、本検定は「世界標準」のバックギャモン検定となることを目指して世界展開を実施しており、世界トップレベルのプレイヤーが数多く受検しています。

受検するメリット

1. バックギャモンの基礎力向上に繋がります

全ての問題にはそれぞれ解説が用意されているので、問題と解説を繰り返し学習することによりバックギャモンの基礎力向上が期待できます。
解説は、世界トップクラスのプレイヤーである望月正行プロおよび景山充人プロ、上田英明氏が執筆を担当し、望月プロが全面監修をしていますので、クオリティについては折り紙付きです。受検後に、間違った問題や気になった問題についての解説を繰り返し読んでトッププレイヤーの考え方を理解することで、戦略的思考が身に付きます。

2. 自分のレベルを確認することができます

幅広い分野から質の高い問題がバランスよく出題されているので、総合的に自分の実力を診断することができます。例えば、「序盤に強く、中盤・終盤に弱い」など、苦手な分野や自分の特徴が分かります。

またさらに、海外の有名プレイヤーや周りにいる知り合いのプレイヤー、あるいは前回受検したときの自分の成績と比較することで、自分のバックギャモンのレベルをいろいろな角度から確認することができます。

受検要領

日本国内では、5月に開催されるバックギャモンフェスティバル、および10月に開催される王位戦の会場で受検することができます。

その他の大会・例会としては、Nordic Open や Texas Backgammon Championships、Istanbul Open など世界の様々な大会に合わせて不定期で公式サーキット試験(同じ問題・同じ形式で試験を実施すること)を開催しています。

各試験の詳細情報(会場や日時、料金など)については確定次第、事前に本サイトまたは大会の運営サイトで告知させていただきます。

試験形式

バックギャモン検定の等級には現在、中・上級者向けの「バックギャモン検定」、および、初・中級者向けの「バックギャモン初中級検定」の二つの区分があります。両検定の問題は基本的に一年ごと、毎年5月に更新される予定になっています。

1. バックギャモン検定 (中・上級者向け)

問題数:50問 (多肢選択方式)
試験時間:60分
対象者:中・上級者 (ただし、受検資格はありませんので、どなたでも受検できます)
スコアの目安:獲得スコアに対応するおおよそのバックギャモンの実力レベルは、以下のように設定されています。
・ 45問以上正解 ・・・ 世界チャンピオンクラス
・ 40問以上正解 ・・・ 日本チャンピオンクラス
・ 35問以上正解 ・・・ 地方代表クラス
・ 30問以上正解 ・・・ 上級クラス
・ 20問以上正解 ・・・ 中級クラス

特記事項:その場で採点され、合否はありません。
成績は試験終了後に公表されます。(匿名での公表も可) ⇒ 公表例

過去の検定ではこのような問題が出題されました。(第1回バックギャモン検定 問1 より)

【 問 1 】
黒43 はどう動かしますか?
マッチ条件: 無制限
キューブ: センター



1.24/21 13/9
2.24/20 13/10
3.24/21 6/2*
4.13/10 13/9

正解・解説は こちら

3.24/21 6/2*

初手に相手が4でビルダーを下ろしてきた時は、放置しておくと次にいろいろな仕事をされてしまう。2p をヒットして相手の片目を奪うのが定石。3はスプリットして 2のデュープリケーションを利かせる。相手の16,36,46,56,66 などが悪い目となる。

2. バックギャモン初中級検定 (初・中級者向け)

問題数:25問 (多肢選択方式)
試験時間:30分
対象者:初・中級者
特記事項:その場で採点され、成績は公表されません。

沿革

2011年5月 JBL 王位戦にて第1回「バックギャモン検定」スタート
2011年 「バックギャモン検定委員会」発足
2011年11月 Las Vegas Open(ラスベガス、US)で初開催
2012年4月 Nordic Open(コペンハーゲン、デンマーク)で初開催
2012年5月 第2回「バックギャモン検定」スタート
2012年9月 埼玉例会 で初開催
2012年10月 JBL バックギャモンフェスティバルで初開催
2013年1月 Istanbul Open(イスタンブール、トルコ)で初開催
2013年1月 主催団体名を「バックギャモン教育協会」に変更
2013年3月 第2回「バックギャモン検定」の公式サーキット終了。総受検者数は105名
2013年5月 第3回「バックギャモン検定」スタート。問題制作チームに景山充人プロが加わる。第1回「バックギャモン初級検定」を実施
2013年5月 Porto Carras International Open(ポルトカラス、ギリシャ)で初開催
2014年1月 Texas Backgammon Championships(テキサス、US)で初開催
2014年3月 赤坂バックギャモン道場 で初開催
2014年4月 第3回「バックギャモン検定」の公式サーキット終了。総受検者数は144名
2014年5月 第4回「バックギャモン検定」スタート
2014年5月 Chicago Open Backgammon Tournament(シカゴ、US)で初開催
2014年8月 Backgammon World Championship(モナコ)で初開催
2014年8月 U25合宿で初開催
2014年9月 UK Backgammon Open(コヴェントリー、UK)で初開催
2014年10月 Athens Open(アリモス、ギリシャ)で初開催
2015年4月 第4回「バックギャモン検定」の公式サーキット終了。総受検者数は191名
2015年5月 第5回「バックギャモン検定」スタート。問題制作チームに永井一矢氏が加わる
2016年3月 第5回「バックギャモン検定」の公式サーキット終了。総受検者数は114名
2016年5月 第6回「バックギャモン検定」スタート
2016年5月 Capital Classic Championships(ワシントン、US)で初開催
2016年9月 Šibenik Backgammon Open(ヴォディツェ、クロアチア)で初開催
2016年10月 初級検定を刷新し、「バックギャモン初中級検定」に名称変更
2017年1月 第6回「バックギャモン検定」の公式サーキット終了。総受検者数は144名
2017年5月 第7回「バックギャモン検定」スタート
2017年12月 California State Championship(カリフォルニア、US)で初開催
2018年1月 第7回「バックギャモン検定」の公式サーキット終了。総受検者数は151名
2018年5月 第8回「バックギャモン検定」スタート
2019年4月 第8回検定の公式サーキット終了。総受検者数は133名
2019年5月 第9回「バックギャモン検定」スタート。問題制作チームに上田英明氏が加わる
2019年9月 Swedish Open(ヨーテボリ、スウェーデン)で初開催
2020年2月 第9回「バックギャモン検定」の公式サーキット終了。総受検者数は130名